= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.165

2011年2月11日
(毎週金曜日発行)


応援団サイト



"Card Magic Library"第7巻内容紹介・その3

第26章 ダブルカットコントロール

'ダブルカット'という技法は、やり方を間違えると、1回カットしたものをもういちどカットして、元に戻しているように見えてしまいがちです。その弱点を克服し、カードを混ぜたように見せる技法としてのコツを説明しています。

'ダブルカット'を使用した作品として、私の'どこに行ったの?'が解説されていますが、この作品にもとづいて作られたマルローのバリエーションも紹介しています。ところがマルローは原案者が意図した、サッカートリックというこの作品の存在価値をまったく無視して、トンチンカンなものを作ってしまいました。

ジョン・ラッカバウマーがマルローのバリエーションを発表したときの経緯も、詳しく書いてありますので、読み物としてお楽しみいただけると思います。

この章の収録作品数:7点。

第27 章 特定枚数目へのコントロール

この章は技法の解説主体の章です。ゲリー・ウーレーがたいへん気にいって、彼の著書"クロースアップイリュージョンズ"に書いてくれた私の技法、'分割カウントコントロール'をはじめ、日本初登場の技法を5種類解説しています。

作品としては、珍しくバーノンの考案した数理的トリック'カードイズファウンド'が収録されています。これは思いがけなく、カール・ファルブズのセルフワーキングの本で見つけたものです。つぎのような現象です。

選ばれたカードがデックに戻されたあと、デックを相手に少しカットさせ、そのパケットを表向きにして、フェースに現れたカードの数だけディールします。ディールしたパケットを表向きに返し、フェースに現れた数だけディールします。ディールしたパケットを表向きに返し、フェース現れた数だけディールします。最後のパケットを表向きに返すと、選ばれたカードが現れます。

この章の収録作品数:9点。

第28 章 その他のコントロール

ヒンズーシャフルコントロール
ボトムプレイスメント
コンビンシングコントロール
インコンプリートファーローコントロール

この章の収録作品数:5点。

第29 章 ティルト

'ティルト'については、カール・ファルブズが書いたティルト誕生の話が、ミステリーを読むように楽しめます。はたしてバーノンが考案したのか、それともマルローが考案したのか。はたまた他の誰かが考案したのか。その謎に迫ります。

作品としては、ニコラス・ジョンソンの'プログレッシブアンビシャスエーセズ'が傑出しています。これはマジックカフェで私とのディスカッションを通して完成したもので、つぎのような現象です。

4 枚のAを抜き出してテーブルに置きます。1 回目は1 枚のAをデックの中央に入れると、そのAがトップから出てきます。つぎは2 枚のAを少し離してデックの中に入れますが、やはりトップから出てきます。3 枚のAを離していれても、やはりトップから出てきます。最後は4 枚のAを表向きで分散して入れます。デックをリフルすると、4 枚のAがトップに現れます。

この章の収録作品数:9点。


目次

"Card Magic Library第7巻"の注文受付を開始いたします

価格、申し込み方法など、従来と同じです。注文方法をご確認ください。

発送開始日:2011年2月23日

注文方法

ご注文をお待ちしております。

第1巻~第6巻在庫について

各巻につきまして、在庫数にかなりバラツキが出てきております。全巻おそろえいただく予定の方は、未購入巻のお買い漏らしなきようお願いいたします。

それではまた来週!