= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.245

2014年1月3日

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明けましておめでとうございます!

カードマジックを愛する皆様、また今年もがんばってカードマジックについて書いていきますので、よろしくお付き合いをお願いいたします。

年の初めにあたり、今年の指針を立ててみました。まずいままでやってきたことの反省をして、その上でいままでやってこなかったことを課題として決めたいと思います。

自分のことは自分で気づかないこともあるので、"加藤英夫、カードマジック"でグーグル検索をかけてみたところ、私の仕事に対して肯定的な意見もありましたが、かなり批判的な意見もありました。

"好き勝手なことを書いている"というような意見もありました。カードマジックに関係ないことや、プライベートのことについて余計なことを書いたことについては、反省すべき点が多々あったと気づかされました。

しかしながらカードマジックの研究成果について書いたことについては、好きでいっしょうけんめい書くからこそ、研究を深められるのだと信じています。

書いたことが価値あるかどうかについては、本人も確信を持てません。価値のないものは忘れ去られ、価値あるものはさらに磨き上げられて、後世に残るものになるかもしれません。それは考えたものを発表するからこそ、人々の手によって捨てられもし、磨き上げられもするものだと思います。

"もう少し謙虚に書けないか"という意見を読んだときは、"ドキッ"としました。人間というものは、自信過剰になって、調子にのって発言したり行動したりすると、よくポカをやるものです。私もかなり、他のマジシャンや研究家の方に失礼なこと書いたこともあると、思い当たることもあります。反省しています。

つぎに今年の課題です。すでにお知らせしたように、"Card Magic Magazine"の原稿はすべて書き終わっています。そして"Cardician's Journal"の原稿も、今回以降、あと2年分の原稿も書き終わっています。

さすがにそこまで全力疾走すると、いまの時点では書くテーマがなかなか見つかりません。したがって今年の仕事としては、書いた原稿を校正して、写真を撮り、"Card Magic Magazine"と"Cardician's Journal"を発行することです。"加藤英夫作品集"発行は2015年の仕事となります。

研究活動については、ノーマルデック使用のトリックでは、いままであらゆる分野を研究してきて、いまとくに取り組みたいと思う分野が思いつきません。そこで思いついたのが、トリックデックやパケットトリックについての研究です。

いままでほとんど研究してこなかっただけに、この分野には研究の余地が十分にあると思われます。購入していないトリックデックやパケットトリックをインターネットでチェックして、買いまくろうかと思っています。今年もまた、充実した年になりそうです。

"Card Magic Magazine"第21号発行のご案内

"Card Magic Magazine" 第21号をアップロードいたしました。。******は、"Card Magic Library"第6巻83ページ先頭の漢字2文字を、アルファベット小文字6文字としたものです。

http://www.magicplaza.gn.to/cmm/******/cmm021.pdf

掲載期間:2014年4月4日まで。


"Card Magic Magazine"第21号の内容

= ウィスパリングトリック特集 =

ページ数:20ページ

作品 サガシャスジョーカー (ウォルター・ギブソン)
作品 アナザーサガシャスジョーカー (スチュワート・ジュダ)
作品 サガシャスジョーカー・加藤版 (加藤英夫)
作品 ウィスパリングジョーカー (ポール・カリー)
作品 身代わりジョーカー (加藤英夫)
作品 ウィスパリングクイーン (エドワード・マルロー)
作品 ジョーカーズウィスパー (ロイ・ウォルトン)

技法 ジョーカーの目 (加藤英夫)
作品 ウィスパラーズ (ジェリー・サトウィッツ)

作品 ステージシャウト (ロイ・ウォルトン)
作品 魔女のささやき (加藤英夫)

作品 おしゃべりクィーンの透視術 (加藤英夫)
作品 サイキッククイーン (加藤英夫)

今月号の注目トピックは?

今回特集の' ウィスパリングクイーン' とは、選ばれたカードを当てるのに、直接マジシャンが言い当てるのではなく、Qに選ばれたカードを見せて、Qからそのカードをマジシャンが教えてもらって当てる、というような現象のマジックです。ジョーカーが使われることも多く、' ウィスパリングジョーカー' と呼ばれる作品も多くあります。

マジシャン自身が当てるという通常の'カード当て'とは違って、クイーンとかジョーカーに選ばれたカードを告げさせるというのが、その演出だけでも味わいのある雰囲気を醸し出しますが、クイーンとかジョーカーを使うことを手法の上で巧妙に利用している作品があります。そのへんの面白さをお楽しみください。

その点の面白さということでは、私の'ジョーカーの目'では、表面がジョーカーで、裏面にカードを判定する表が貼ってあるという点で、ジョーカーを手法的にうまく使っている最たるものだと思います。ぜひ、このトリック用のカードを自作して、レパートリーに加えていただければと思います。