= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.255

2014年3月21日

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Card Magic Video Lesson 第27回

今回は、トリックの部分を変えることによって、磨きをかける例です。

これは以前ダウンロードするように紹介しておいた映像です。現在でも以下のアドレスに存在します。

0199 http://www.youtube.com/watch?v=Lmrn3svVbIc

トリックの構造はほとんどこのままでよいと思いますが、つぎの4点を変更すれば、演技として改善されると考えました。

ひとつ目は、ジョーカーだけ自分が使う青裏デックから抜き出していますが、3枚とも相手に赤裏デックから抜き出させた方が、その部分がすっきりします。ジョーカーがワイルドカードだから好きな数として使える、というのは日本人にはわかっていない人もいるので、たんに任意の異なる数のカードを3枚抜き出させて使うことにします。

3枚のカードをデックの上に置いて、1枚のカードを取ったりアディションしたりしていますが、その部分をより怪しく見えないやり方にします。

最後に、このトリックのプロットとして、"13は不思議な数"ということをセリフで言って演じていますので、Aの代わりにKを現すことにします。

"数のカードは2から10まである"と言っていますが、"数のカードはAから10まである"と言った方がわかりやすいと思います。

魔法の国の時計
= ハワード・ハンブルグ+加藤英夫、2013年10月25日 =

方 法

青裏のデックのトップから1枚目、2枚目、39枚目、そしてボトムにKをセットしておきます。

相手に赤裏のデックを渡し、任意の異なる数のカードを3枚抜き出させます。相手がそれをやっているとき、あなたは青裏デックを全体の順が変わらないようなフォールスシャフルを行います。

青裏デックを左手に持ち、相手が抜いた赤裏の3枚を表向きに青裏デックの上に置きます。「魔法の国には、13時まである時計があります。そして13時になると不思議なことがおこるのです。いま選んでいただいた3枚のカードの数は、時計の何時から時間を数えるか決めるために使います」と説明します。

表向きの3枚を広げて、「最初はどの数を使いましょうか」と言って、相手に3枚のうちの1枚を指ささせます。

相手が指さしたカードをいちばん上に置き直し、3枚をそろえますが、下に1枚のKをスチールします。そしてその4枚をテーブルの右の方に置きます。

たとえば最初のカードが9だとします。「では9時から数えます」と言って、そのカードを指さして「9」と言い、つぎに1枚ディールして「10」と言います。以下、13まで数えるのに合わせて1枚ずつディールします。「13」と言って置いたらストップして、最後に置いたカードを指さして、「ここで不思議なことが起こります」と言って、表向きに置いてあるいちばん上の9を、ディールしたカードの上にのせます。なおそのカードを取るとき、下に隠れている裏向きのカードがずれて見えないようにやってください。そしてそれらの上に手に残っているカードを重ねます。そして全体を取り上げます。

テーブルから表向きのカード(+1枚の裏向きのK)を取り、デックの上にのせて、表向きの2枚を広げ、「つぎはどちらの数を使いましょうか」と言って、相手の指定した方を上にして、2枚をテーブルの右の方に置きます。

いま指定されたのが3だとします。そのカードを指さして「3時」と言って、以下13時まで数えながらディールします。そして1枚目と同じようなことを言って、表向きの3のカードをディールしたカードの上にのせ、手に残っているカードをそれらの上にのせます。

最後に残った数のカードで同じことをやります。

デックをリボンスプレッドして、それぞれの表向きの数のカードと右隣りのカードをペアで抜き出します。そして「13時jまで数えて出てきたのは、もちろん13のカード、すなわちKです」と言って、3枚の裏向きのカードを表向きにして、3枚のKを現します。

「Kはもう1枚あります。それはあなたが自由に選んだ3つの時間の合計で現れます。9と3と6ですから、合計は18です」と言って、18枚ディールします。そして18枚目のカードを表向きにして、4枚目のKを現します。