= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.286

2014年10月17日

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タイムカプセルから出てきたマジック

"加藤英夫作品集"を送付するときに、購入いただいた方へのお礼状を同封させていただきましたが、その中につぎのように書きました。

2014年7月15日をもちまして、私がいままで研究してきた成果をまとめる仕事が完了いたしました。これもひとえに、私の書いたものをお読みいただいてきた皆様あってこそ、達成できたことです。ここに心から感謝の意を表します。

その後、もういちどパソコン内のあらゆるホルダーを調べたところ、かなりの作品が手つかずで残っていました。たとえばマジックカフェに投稿した作品については、私の立ち上げたスレッドはすべて調べて、いままでの著作に含めてきましたが、他のメンバーのスレッドに発表したものなどは、未発掘のままでした。

パソコン内の記録にしても、いままで取り上げてきたテーマに属するホルダーはよく調べましたが、それ以外のホルダーにも重要作品があるのを見落としていました。

そして私がJCSに所属していたときに研究した成果は、パソコン内ではなく、DVDに抜き出していたのを忘れていました。

というわけで、現在はそれらの中から記録に残すべき重要作品を抜き出しているところです。

今日、面白いトリックを見つけたのですが、それは数に関する数理トリックですが、どうしてもカードマジックに応用することができません。かといって記録に残さないのはもったいないので、今回ここに紹介することにいたしました。

トータルプリディクション
= 加藤英夫、2006年1月11日 =

準 備

6枚の白紙の両面につぎのように数字を書きます。1枚目は表が8で裏が14、以下2枚目以降、 9/15, 10/16, 12/18, 17/23, 24/30と書きます。

小さい数の書かれた面と大きい数が書かれた面を識別する印をつけます。小さなドットを打ってもいいですし、縁取りの模様を描いて、それのどこかで裏表がわかるデザインとするとよいでしょう。

6枚のうちの3枚をひっくり返します。たとえば、14/8、9/15、10/16、18/12、17/23、30/24とします。

予言の紙には「98」と書いておきます。これは逆向きで見せれば、「86」に見えます。

方 法

「これは予言です」と言って、予言の紙をふせて置きます。

数のカード6枚を相手に渡し、よく混ぜてから、上の2枚をCATOのようにひっくり返させます。さらによく混ぜさせてから上の2枚をひっくり返すというのを、好きなだけ繰り返させます。

そのようなことをやった結果、マークが1:5に分かれる場合と、3:3に分かれる場合が起こります。後者では、どちらの面の合計も98になります。前者の場合は、合計の小さい方が86になります。その場合は、合計が小さくなる方の面の数を足し算させます。前者の場合は、どちらの面で足し算させてもかまいません。

足し算の結果と予言された数が一致しているのを見せます。

表と裏に"98"と"110"を書いた予言を封筒に入れておけば、表面の合計がどのようになっても、3通りのうちの合計結果に合わせて予言を見せる、というやり方ができます。