= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.296

2014年12月26日

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'双子の再会'の修正版

"加藤英夫作品集"をご購入された方には、私のレクチャーノート"カードマジックのフィネス"も提供させていただきました。その中に解説されている'双子の再会'というトリックにおいて、一部うまくいかないケースがあるのを、小田原の勝俣さんが報告してくれました。

現象はつぎのようなものでした。

「カードの中には双子が26組います。双子というのは、ハートの8とダイヤの8のように、同じ色で同じ数のカードのことです。今日は離ればなれの双子を再会させるというマジックをお見せします」と説明して始めます。

デックを表向きにリボンスプレッドして、よく混ざっていることを見せます。完全に混ざっています。デックを裏向きに相手に渡します。

「いまから1枚ずつテーブルに置いていって、好きなところでストップしていただき、ストップしたところの4枚のカードを使います」と説明して、相手にディールして好きなところでストップさせます。ストップしたところから4枚のカードを前に並べさせます。残りのカードをディールされたカードの上に重ねさせ、それらを左手に持たせます。

テーブルに並んでいる4枚のうちどれか1枚を表向きにさせ、そのカードの数だけ手に持っているデックからディールさせます。2枚目を表向きにさせ、その数だけディールさせ、3枚目を表向きにさせ、その数だけディールさせます。

残った1枚を表向きにします。スペードのKであるとします。「スペードのKの双子の相手はクラブのKですね。そちらのカードを表向きにしてください」と言って、ディールされた最後のカードを表向きにさせます。クラブのKです。

12枚~15枚でストップされた場合、数は同じであるものの、マークの色が違うものが出てしまうことがあります。どのケースでも同じ数で同じ色のカードが出るようにするためには、以下のように一部やり方を修正してください。

通常はストップされたら、手元のカードのトップから4枚をテーブルに並べさせますが、23枚~26枚でストップされた場合は、ディールされたカードから4枚をテーブルに並べます。そのことは解説に書かれています。

12枚~15枚ディールしてストップされた場合にも、それと同じように、ディールさた方から4枚を並べさせてください。これでうまくいきます。

不具合を含んだまま発表してしまったことをお詫びいたします。