= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.297

2015年1月2日

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正月を迎えるたびに、時の流れが速くなっていくような気がします。そのような毎日でも、やるべきことをやり、やりたいこともやる、という気力と体力があることは、幸せなことだと思います。今年は"つぎの世代のために"ということを念頭において、執筆活動を続けていきたいと思います。

つぎの世代に渡すということでは、石田天海師の語ったことを提供するということが、私のできることの中でたいへん重要で、価値のあることだと思い続けてきました。いままではカードマジックの著述が忙しかったこともあり、しかも録音されたものを文章に書き起こすことはたいへんであるため、保留したままになっていました。

新年を迎え、今年のやるべきことを考えたとき、保留してきたその仕事を開始すべきだと決意いたしました。

試しに音声を文章に変換するソフト、'ドラゴンスピーチ'を購入して使ってみましたが、昔のテープレコーダーに録音したデータでは、変換不可能でした。かといって、録音音声を聞いて文章に書き起こす気力は起きません。

音声を文章化するのがたいへんなら、音声のまま提供したらどうだろうか、と思いつきました。しかしながら色々な話題が交錯したり、長時間にわたる会話を丸ごとお聞かせするのは望ましくありません。そこでひらめきました。

録音した会話の中からそれぞれのテーマごとに、部分部分を切り出して、ひとつのテーマについての先生の語りを聞いていただき、そのあと文章で私が補足を加えるという様式を考えたのです。

サンプルを試作してみたところ、以前の'天海奇術講座'で、長い会話を文章化したものを読むよりも、はるかに説得力があり、音声と文章の組合せから生じる、新しいメディアの魅力も感じられるものとなりました。

さて、すでに制作進行中の"加藤英夫作品集"第2弾は、たんに作品の解説ではなく、カードマジックをより素晴らしいものにするためのポイント解説を含んだもので、"カードマジック徹底研究"というタイトルを考えています。

今年の私の仕事は、天海先生の音声を含む"天海奇術講座"の続編をまとめることと、"カードマジック徹底研究"の発行ということになります。ご期待ください。