= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.310

2015年4月3日

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お詫び

クリエーションのプロセスを連載してきましたが、ある事情が発生して、今回のテーマについては中断することになりました。

というのは、今回のクリエーションにおいて、その後たいへん面白いトリックを考案するにいたり、近いうちに実現しようとしていたパケットトリックのプロジェクトに、それらを採用する可能性が浮上したのです。

すでにパケットトリックの試作品は、特別印刷するものが11点、読者が自作して作れるものが13点候補に上がっています。それらをどのように発行するか、それはまったく確定していません。

というわけで、今回のクリエーションプロセスをご覧いただこうという作業自体が、私としては十分商品価値のあるトリックを見つけるという嬉しい結果となりました。

この意外な展開から、クリエーションにおいてひとつの教訓を得ることができます。それは、「これからクリエーション作業をやるんだ」という決意とともに、ただアイデアが思いつくのを待つのではなく、考えることを続けるということが、アイデアを見つけることに重要であるということです。

4回の連載の中に、私がどのような考え方で考えを発展させていったか、少しは参考になったことがあったでしょうか。今回ひとつだけ大切なことを加えるとしたら、クリエーション作業を始めて、アイデアが出だすと、どんどん出るようになるということと、そうなると考えるのが面白くてしょうがなくなるということです。

電車にのっている時間、眠るまえの10分でも、何かを考えてください。

私としては、これからの1週間、どうしても考えなければならないテーマがあります。それは、今回中断してしまったために、つぎに書くための別のテーマを見つけなければならないということです。どうしても何かを見つけなければなりません。そのように自分にプレッシャーを与えることも、クリエーションのテクニックであるのです。