= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.345

2015年12月4日

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急いては事をし損じる

'OCDデック'のバリエーションは、'サムウェアビロング'と命名しました。"選ばれたカードがあるべき場所におさまる"、という意味です。

説明書を書こうとしたら、プロフェシーフォースが使えないことがわかりました。その対策として、つぎのように変更いたしました。

デックを裏向きにリボンスプレッドして、ジョーカーを表向きに好きなところに入れさせます。ジョーカーの隣りのカードを抜き出して、裏向きのままわきに置きます。ジョーカーは入れられた位置のままにしておきます。

カードをそろえてケースに入れ、魔法をかけてから取り出して表向きに広げると、ニューデックオーダーにそろっています。裏向きのジョーカーがたとえばクラブの6とクラブの8の間にあるとします。

裏向きのジョーカーを抜き出し、わきに置いてある選ばれたカードを表向きにすると、ジョーカーのあった位置にあるべきカード、この例ではクラブの7です。その位置にそのカードを入れて終わります。

やはり実演を経験しないでトリックをまとめようとすると、思わぬ間違いを犯すことがあります。今回は怪我の何とかで、むしろプロフェシーフォースを使って、好きなところに入れるという要素を加えるよりも、選ばれたカードを最後に表向きに見せて、あるべき位置に入れて終わりというように、演出としてはより面白いものになりました。

'サムウェアビロング'は、私の作品ベストテンのひとつであると確信しています。'OCDデック'の原案と比較してみてください。リフルフォースしたカードで演じるのと、ジョーカーを自由に入れたところのカードを使うのとでは、決定的な違いがあります。

'サムウェアビロング'のダウンロード方法

http://www.magicplaza.gn.to/*****/DM_01_Somewhere.pdf

にアクセスしてダウンロードしてください。*****は、'天海カードマジック遺産'の31ページの最初の漢字1文字を、アルファベット小文字5文字としたものです。

ダウンロード期限は、発売記念期間の2015年12月31日までです。

さらなるパワーアップ

'OCDデック'や'サムウェアビロング'では、最初にデックをシャフルせず、たんにデック表向きに広げて混ざったのを見せていますが、最初に「カードをよく混ぜるにはこのようなやり方があります」と言って、リフルシャフルしてから混ざったのを見せる、というやり方を考えついていますが、そのやり方については、"Cardician's Journal Special"No.7で発表することにいたします。