= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.365

2016年4月22日

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"天海ダイアリー・米国滞在編"のあとは?

先週は九州の大地震が発生する直前にアップしたので、地震のことについては触れていませんでした。被災された方々への気持ちを抱いたまま1週間たってしまいました。

見舞いの言葉が見つからないほど悲惨な状態です。地震はまだ続き、地震の恐怖以上に、生きていくのにたいへんな状況が続いていることを、テレビのみならずインターネットでも見ています。

私は九州旅行が大好きで、熊本、阿蘇、湯布院、八代など被害の大きかったところを旅行しています。熊本城などは2回も天守閣を登っています。それだけに映像で見る被害状況は、いつまでも胸に突き刺さったままです。

最初の地震発生の3日後に'第2回天海フォーラム'がありましたが、開会の挨拶をされた小野坂 東氏が、被災者の方々への気持ちを表明されたことは、とても良いことだと思いました。

被災者の方々が健康を保たれ、日常の生活を早く取り戻されることをお祈りいたします。

フォーラムでの講演は先週お知らせしたように、石田天海のアメリカ滞在中の活動を、アメリカの雑誌や文献から集めて日付順に記録した、「天海ダイアリー」から抜粋してお話しいたしました。天海がマジックと真摯に取り組み、成功し賞賛され、そしてアメリカのマジシャンたちに愛されたことが伝えられたと思います。

私はフォーラムの翌日からすぐ、天海が日本に帰国したあとの記録を翻訳し始めました。そしてまたもや天海の行動に感銘を受けることになりました。天海はアメリカから日本にやってきた多くのマジシャンを歓待していたのです。その回数はあまりに多くて、どのぐらいになるのかまだわかりません。

さらには日本のマジシャンたちとの交流を深めている姿を読んで、いかに天海が日本のマジック界のために活動していたかがわかりつつあります。

そのような記事を連続して読んで、"すべての記事を日本語にしなくてはならない"という私の初心がより強いものとなっています。

1人のマジシャンが、他のマジシャンのために活動すること、この信じられないほどひたむきな天海の生き方を知って心を動かされないとしたら、私がどうしてマジシャンとして誇りを持てるでしょうか。

近いうちに、天海のその生き方を皆様にお伝えできる日が来ます。不整脈の手術を受ける覚悟を決めた私ですが、命にかかわることではないので、当分頑張れそうです。