= 加藤英夫のカードマジック研究報告 =

No.366

2016年4月29日

応援団サイト



"カードマジック創作講座"の最終校正中です!

"カードマジック創作講座"の最終校正をやっています。ストリッパーデックを使うトリックを読んでいるとき、そのトリックとは関係ありませんが、ひとつのトリックを思いつきました。つぎのようなものです。

ストリッパーデックを使います。相手に好きな数を指定させます。Qが指定されたとします。デックを両手の間に表向きに広げていき、Qが出てきたら裏返します。縦方向に返すことによって、他のカードと方向違いになります。すべてのQをそのように裏返します。裏返すには、Qの手前でカードを分けて、右手を返してQをつかみ、右手を戻してQをひっくり返せばよいのです。

デックを裏向きにして、Qの幅の広い方を上に向けて持ち、ヒンズーシャフルして4枚のQをボトムに集めます。最初に引き抜くときに表向きのQが見えてしまいますので、トップの数枚をいっしょに取るようにします。もういちどヒンズーシャフルして、ボトムの20枚ぐらいをまとめて置いてシャフルを終えます。

魔法をかけてからデックを両手の間に広げて、4枚の表向きのQが集まったことを見せます。それらがトップにくるようにカットします。

「4枚のQが集まりましたが、こんどはもっと困難な状態でQを集めてみます」と言って、ここから先ブラウエアドオンを行い、通常の'エースアセンブリー'を行います。ボブ・コーラ-のイクイヴォークを使うやり方をしてもかまいません。


というものですが、たんにストリッパーデックでカードを集めるという現象と、スタンダードな'エースアセンブリー'を連鎖させただけです。ですからこれを作品として書くつもりはありません。

今日お話ししたいことは、マジックというものは、ひとつのトリックを単独で演ずるよりも、関連性のあるものを続けて演じることによって、相乗効果を上げることができる、ということです。

(株)テンヨーの商品でも、'ダイナミックコイン'や'超能力ダイス'、はたまた'悟空の玉'のように、手順のあるものがよく売れます。単発よりも現象が連鎖する方が、エンタテイメントとしては受けがよいのです。

"カードマジック創作講座"にも、いくつかの関連現象を連鎖させてパワーアップさせた作品が書かれています。上記程度のものではなく、もっと面白いものです。

さて、"カードマジック創作講座"はもう少しで最終校正も完了し、来週号では発売日を発表できると思います。ご期待ください。