カードマジック研究室

No. 022

2016年12月16日



イマジナリーフライング
= 加藤英夫、2016年11月22日 =

以下の動画をご覧ください。

https://youtu.be/R5ISnxKM-Kg

準 備

ボトムより、1枚の何でもよいカード、裏向きのジョーカー、2枚のA、そして中央あたりにあと2枚のAをセット。

方 法

デックを表向きにリボンスプレッドして、よく混ざっていることを示します。裏向きのカードが見えないように広げます。

スプレッドを閉じるとき、中央の2枚のAの下にブレークを作ります。デックの表を自分の方に向けて、ブレークよりバック側のカードをカットしますが、そのとき左親指をフェースカードに当てて、それもいっしょにスリップカットしてしまいます。そして左手にカットした半分を裏返してテーブルに置き、右手の半分を裏向きにして相手に渡します。

テーブルに置いてあるパケットを取り上げ、「こちらの半分であなたにやってもらうことを説明します」と言います。「このようにカードをどんどん置いていってください」と言いますが、ディールをスタートしながら言います。10枚ぐらい置いたところで、「そして好きなところでストップしてください」と言って、あなたは置くのをストップします。「どこでストップしてもかまいません」とセリフを続けます。

相手がストップしたら、あなたが最後にディールしたカードを取って、表をのぞく真似をして、「最後に置いたカードをこのようにのぞいておぼえてください」と言います。「そのカードをもとに戻して、残りのカードを上に重ね、よくそろえてください」と、あなたのカードでその通りのことをやりながら言います。「いま見たカードを忘れないでくださいね」と念を押します。

「ここから先は想像力の世界です」と言って、あなたの持っているカードの表を自分の方に向けて、1枚のカードを抜き出す真似をします。「これはジョーカーです。このジョーカーをそちらのカードの中に、表向きに投げ込みます」と言って、想像上のジョーカーを相手のパケットの中に投げ込む真似をします。

「ジョーカーをあなたが見たカードの隣に投げ込みました。そちらのカードを取り上げて、1枚ずつ置いていってください。表向きのジョーカーが出てくるはずです」と言います。相手がジョーカーをディールしたら、「そのカードを私にください」と言って、表向きのジョーカーのつぎのカードを受け取ります。そして残りのカードをディールしたカードの上に重ねさせ、そろえさせます。

相手のおぼえたカードを名乗らせてから、受け取ったカードを表向きにして、選ばれたカードであることを示します。そのカードはあなたのカードに加えます。

「じつはジョーカーはどんなカードでも引きつけるパワーを持っているKです。こちらのカードから特別なカードを4枚、ジョーカーの隣に飛行させます」と言って、あなたのパケットの表を自分に向けて広げ、1枚のカードを抜いて相手のパケットに飛行させる真似をします。それをあと3回やります。そのあと残りのカードはわきに置きます。

相手のパケットをテーブルにスプレッドさせます。相手がスプレッドできなかったら、あなたが広げてやります。

「表向きのジョーカーの右隣のカードを抜き出してください」と指示して、抜き出されたカードを受け取ります。「つぎはジョーカーの左隣のカードを抜き出してください」と言って、それを受け取ります。さらにジョーカーの右隣りのカード、左隣のカードを抜き出させて受け取ります。

「特別な4枚のカードを飛行させると言いましたが、特別なカードとはこれらのカードのことです」と言ってから、手に持っている4枚のAを表向きにして見せます。