カードマジック研究室

No. 026

2017年1月6日



ミスディレクションバーグパーム
= 加藤英夫、2016年12月26日=

ミスディレクションパームとバーグパームを合体すると、まったく怪しさを発生させないマルティプルパームが実現できました。動画をご覧ください。

https://youtu.be/cUwDtBn6Emc

方 法

いままで解説してきた'バーグパーム'や'ミスディレクションパーム'を理解いただいている方には、この動画を見ればやり方がわかるかもしれませんが、重要ポイントを説明いたします。

上エンドに入れたカードを押し込んだときに、右小指がデックの右上コーナーの右、右薬指が右上コーナーの上に位置するようにさせます。そのままバーグパームに続けられる位置です。

ブレークの上の複数カードを右手に入れるのは、右手でやるのではなく、左手のデックを離すときにやるのです。そのとき、デックを少し時計回り方向にねじりながら離すと、ブレーク上の複数枚が右手のパームポジションに入ってきますので、パームします。右手のどの指もなるべく動かさないでやってください。

左手がデックをねじる角度は、12時からせいぜい10度ぐらいです。動画ではねじってから戻しています。

動画では、パームしたあと両手をそれほど動かしていませんが、演技の前後の脈絡によっては、もっと離すこともあります。そのとき、どちらかの手を固定して一方の手だけを離すのではなく、両手をバランスよく動かすようにしてください。もしもパームしたあと、デックに対して魔法の息をかける動作をするとしたら、左手を口の前まで運びつつ、右手をさり気なく脇に下げたりします。

いつも言っていますが、技法は前後の動きとうまくつながるようにやってこそ、不自然さが発生しないのです。