カードマジック研究室

No. 029

2017年1月27日



ネクストステップ

今回は動画のアップロードはありません。ここまで動画をアップロードしてきて、動画で説明した方がよい部分と、文章で説明した方がよい部分があることがわかりました。

動作の動きを伝えるには、動画の方がわかりやすいことは当然です。また、重要な事柄を伝えるには、文章で書くよりも、本人がしゃべって強調する方が説得力があると思います。そして何よりも、演技のメリハリ、すなわちスピード、間の取り方、動作と表情の関係などについては、文章で表現するのはほんとど不可能です。

だからと言って動画での解説が文章の解説より優れている、というわけではありません。動画説明には決定的に不向きなものが、いくつもあります。

まず、準備の仕方の説明です。カード全体をスタックするようなものは、動画では表現できません。文章ならカードを文字で羅列すれば明記できます。

そしてそのトリックにまつわる歴史的なことや、エピソードのようなことは、文章で表現した方がしっかり伝わります。言葉で「1898年に発行された」と言われるよりも、そのように書かれたものを読んだ方がはっきり把握できます。

そして動画解説の決定的な欠点は、いちどおぼえたマジックを、もういちど確認したい場合、文章なら不明な部分だけを探せばよいのですが、動画では調べたい部分を見つけるのがたいへんです。

以上のようなことを考えて、私は動画と文章を併用した解説方法をトライすることにいたしました。文章で解説をスタートして、現象説明はすべて動画で行い、準備は原則として図と文章で行い、方法の説明では文章の中に動画を挿入します。もしくは動画だけでやります。そしてそのトリックでの重要事項については、動画で話をさせていただいて締めくくる、という形式を考えています。

これからその実験に取りかかりますが、来週までにいくつかはまとめたいと考えています。