カードマジック研究室

No. 042

2017年4月28日



'ビドルトリック'の考察

今回は、動画の方で詳しく説明していますので、ここではほとんど書きません。'ビドルトリック'のやり方は、"Card Magic Library"第7巻に解説されています。

以下のYouTube動画をご覧ください。

https://youtu.be/l7vQgSdLV-U

動画では、スチールしたカードを他方のパケットの中に入れるのに、パケットを重ねるという明示的な動作のカバーでやることと、密かな動作として行うことを比較考察していますが、どちらがよいかを判断するのに、技法が怪しく見えたり、やり方がわかったりするという観点以外にも、配慮すべきことがあります。

それは現象の'見栄え'に関するものです。原案の通りやれば、選ばれたカードはデック中央に現れます。私のバリエーションでは、テーブルに置いてあったパケットから出てきます。それは「こんな所にありましたよ」と、マジシャンも驚いたように見せる、いわゆるパーバースな見せ方(受動的な見せ方)です。

パーバースな見せ方は、面白さは表現できても、不思議さのインパクトを強く表現できないことがあります。'ビドルトリック'においては、原案通り、デックをリボンスプレッドして、ドラマチックに終わった方がよいと思います。