カードマジック研究室

No. 056

2017年8月4日



'リバースオーダー'

もうすぐ"トリック・デック・ミラクルズ"が発売になります。今回は同書に解説されている、'スパイデック'の応用トリックを紹介しています。

https://youtu.be/mpAKtTNX5Os

上記の動画の演技で'スパイ・デック'とともに使用しているのは、'インビジブルデック'です。通常は、選んだカードを言わせてから、それをリバース状態で見せますが、このトリックでは、スパイデックを使うことによって、相手が選んだカードをたずねないで演じられます。

'スパイデック'の利点は、デックをよくシャフルした状態で、相手に好きなところからカットさせて選ばせることによって、まったく自由に選んだカードが、まったくマジシャンが知りようがないように見える状態で演じられることです。

ただし、カードを選ぶのに別のデックを使用することは、何も理由を言わないで演じたら不自然さが感じられるので、"先に不思議なことが起こっている"という演出を採用しているのです。適切な演出を加えることによって、操作に正当性が加味され、不自然さが打ち消されるということがあります。

今回の演出は、不自然さを打ち消すだけではなく、このトリックの面白さを増す働きをしています。ですから、このトリックを演ずるときは、必ず'リバースオーダー'というタイトルを告げ、その意味を説明してから演じてください。

次号は、いよいよ"トリック・デック・ミラクルズ"が発売されますので、同書を購入して"カードマジック研究室"を訪問された方のための号とさせていただきます。