カードマジック研究室

No. 062

2017年9月15日



はちゃめちゃシャフル

"トリック・デック・ミラクルズ"に解説されている、'しつこ過ぎるシャフル'から、シャフルする回数を減らしたバージョンを'はちゃめちゃシャフル'として演技動画をアップロードいたしました。

https://youtu.be/f8GPuS17rUQ

"トリック・デック・ミラクルズ"の演技動画では、予言を最初に見せていますが、今回の演技動画では、シャフルを終わったあとに、初めて予言の存在を語っています。その他にも、予言の提示の仕方には色々なやり方があります。今回思いついて面白いと思ったのは、予言を1枚ずつ取り出すやり方です。

第1の予言の面には、たんに「予言」と書いておきます。それで表向きの枚数を当てたあと、ふとケースの中を見て、「もう1枚入っていますよ」と言って、「もうひとつの予言」と書かれた予言を取り出して、それで赤いカードの枚数を当てます。さらにケースから3枚目を取り出し、「さらなる予言」と書かれた予言で、クラブの枚数を当てます。それから「最後の予言」で、ロイヤルフラッシュを当てます。

今回もうひとつ思いついたアイデアがあります。それはロイヤルフラッシュの5枚を現したあと、手にもう1枚のカードが残っていて、「あれっ、1枚残っています」と言ってそのカードをのぞきます。「今日はこれが最後のマジックです。ですから最後のカードはこれです」と言って、そのカードの表を見せます。「THE END」と書いてあります。

というわけで、マジックというのはただ不思議な現象を起こすだけでなく、アクトとしての起承転結をつけるという観点で構成することが、ショー的な状況で演ずる場合には重要なことです。

見本市などコーポレート的な場で演ずるなら、最後に残ったカードが会社名であったり、新製品名であったりすれば、きっとクライアントに喜ばれる演技になると思います。マジックは使いようで、たんなるお遊びにもなり、アートにもなり、プレゼンテーションツールにもなるのです。